薬剤師転職のデメリットとは?

現在、日本では薬剤師供給が飽和しつつある。
私立の薬学部乱立により、毎年1万人近くが薬剤師になるが、薬剤師として働ける職場は限られている。
調剤業務は、病院などの医療機関や調剤薬局でしか行えない。
高い学費を払って6年間大学で学んでも、結局ドラッグストアでOTC医薬品を売るだけ、ということがある。
これでは一般のサラリーマンと変わらない。
仕事を辞め大学に再入学し、薬剤師を目指す人の多くは、医療貢献したいという思いが強いだろう。
しかし、現実には医療に携わることができない可能性がある。
薬剤師転職には、薬剤師資格があるのに薬剤師として働けない、というデメリットが潜んでいるのだ。
私は旧制薬学部を卒業し、薬剤師資格をもっているが、薬剤師として働いていない。
今は退職したが、かつて保健所で働いていた。
公衆衛生の管理業務は、直接ヒトから感謝される仕事ではないが、ヒトが生きていくためには必要不可欠なことなので、非常にやりがいを感じていた。
薬学の本当の強みは、行政の様々なフィールドで活躍できる幅広い知識を身につけられることだ。
直接的な医療貢献でなくとも、間接的に医療貢献できる場が、薬学にはたくさんあるのだ。
薬剤師転職を考えている人は、是非一度、薬学と社会のニーズについて調べて欲しいと思う。
その上で、自分は本当に薬剤師になりたいのか、他の方法で医療貢献することはどうだろうか、考えて欲しいと思う。
薬剤師転職の準備で必要なことは?